三叉神経とは、12対ある脳神経のうち5番目の脳神経で、脳神経で最も大きな神経です。
三叉神経は眼神経、上顎神経、下顎神経の三つの枝に分かれています。

この三叉神経に障害が起こると三叉神経麻痺になります。

三叉神経痛について


この三叉神経に痛みが起こると一般に顔面神経痛と言われている顔の痛み、三叉神経痛になります。三叉神経痛は、特発性三叉神経痛と続発性三叉神経痛に分類されます。

【特発性三叉神経痛】
 原因不明とされていましたが、近年になり動脈硬化などにより血管が三叉神経を圧迫している場合や脳腫瘍により三叉神経が圧迫されたことが原因とされています。

 <特発性三叉神経痛の症状>
 ・通常片側性、ほとんどが数秒の突発的な一瞬の激痛
  長くても数十秒で痛みは消失します。
 ・洗顔や化粧、ヒゲ剃り、歯磨き、咀嚼(ものを噛む時)などの動作や冷たい水を
  飲むといった寒冷刺激により痛みが誘発され顔に激痛が走ることがあります。


【続発性三叉神経痛】
 外傷や炎症などの他疾患に伴い、三叉神経痛が起こったものです。
 帯状疱疹後三叉神経痛は、帯状疱疹ウィルスが神経節に潜伏感染し、
 三叉神経のうち第1枝(眼神経)に好発します。


 <続発性三叉神経痛の症状>
 ・特発性三叉神経痛のような疼痛発作では無く持続性の痛み
 ・帯状疱疹後三叉神経痛は、特に額から顔面にかけての激痛がみられ、
  三叉神経の走行と一致して皮膚に疱瘡がみられることがあります。
  その他、口内炎や角膜炎などの症状もみられます。
 

三叉神経麻痺について


特に歯科で多く見られる症例は、三叉神経第3枝の下歯槽神経麻痺(オトガイ神経麻痺・下顎神経麻痺)です。
これは、親知らずの抜歯後、インプラント手術後、歯根の先の嚢胞の除去手術や歯根の治療等により起こり、治療を行った側の口唇・口角・舌に麻痺が多く認められます。

<三叉神経麻痺の症状>
片側の下顎全体に麻痺感と熱感を感じたり、ピリピリする感じが生じたりします。
しだいに口角から正中部までの顎・唇に痺れが生じ、手で触っても感覚がなく、
発音もしにくく、水などを飲むと口から流れ出してしまうような症状が続くようになります。
長期間、一年以上放っておくと症状が固定してしまいなかなか治りにくくなります。
当医院に来院される患者様の中にはそのような方が多くいらっしゃいます。

 

一般的な三叉神経痛・麻痺の治療

 
 <特発性三叉神経痛の治療>
  ・内服薬としてカルバマゼピンが有効
   その他バルプロ酸ナトリウムやフェニトインなど
  ・内服薬ではどうしても痛みが取れない場合は、手術を行います。
   (手術により、三叉神経を圧迫している原因を取り除きます。)
  ・その他、三叉神経ブロックなど

 <続発性三叉神経痛の治療>
  ・星状神経節ブロックなど
  ・帯状疱疹後三叉神経痛は、発症初期には抗ウイルス薬が有効
  (急性期の場合は鎮痛薬や星状神経節ブロックなども行います。)

 <三叉神経麻痺の治療>
  ・保存療法(原因除去と神経の再生)
  ・薬物療法
  ・星状神経節ブロック
  ・電気療法
  ・ソフトレーザー療法

 

当医院での三叉神経麻痺・痛の治療

 
藤井歯科医院では、Parietal Acupoint Therapy (PAPT)による麻痺や痛みの治療で、三叉神経麻痺・痛や舌痛症、顎関節症、知覚異常などの症状改善を行っております。
顔面神経麻痺・三叉神経麻痺になり、治療を受けたけれども症状が固定し、自然治癒しかないと診断された方などもParietal Acupoint Therapy (PAPT)で回復された方も多数いらっしゃいます。

また、脳梗塞(脳溢血)などで片麻痺を起こして歯科治療にかかることが出来ない患者様(軽度から中度)にもハリ治療を併用しながら麻痺と歯科治療を行っております。

全国各地、北は北海道から南は沖縄までの患者さんがご来院されていらっしゃいます。
一度はあきらめた方もご相談下さい。

詳しくは藤井歯科の三叉神経麻痺専門サイトをご覧下さい。

 

三叉神経麻痺の治療例

 
 藤井歯科医院に来院された患者様の症例です。(全て掲載許可を頂いております)
 三叉神経麻痺でお困りの方は一度ご相談下さい。

【症例1. 左オトガイ神経麻痺】

  女性 68歳 主婦 北海道
  当医院に来院される3年前、インプラント手術により麻痺を発症
  大学病院に通院加療されても麻痺が改善せず、特に同側口唇の
  しびれと下顎の麻痺感がとれず、紹介により本医院に来院される。
  1ヶ月(12回)のParietal Acupoint Therapy (PAPT)の治療により治癒する。

【症例2. 左下歯槽神経麻痺】

  女性 28歳 主婦 東京都
  3年前に事故により下顎骨骨折
  口腔外科、形成外科により骨折等は治癒、ただし、麻痺が治らず
  特に左唇から下顎のしびれを主訴として本医院に来院される。
  約10ヶ月(35回)のParietal Acupoint Therapy (PAPT)の治療により麻痺感が消失する。

【症例3. 両側三叉神経麻痺】

  女性 21歳 学生 埼玉県
  来院2年前に外科矯正(両側下顎離断手術)を行った後に口唇周辺
  の麻痺を発症し某歯科大学病院で鍼治療を受けるが治癒せず、
  当医院を来院、Parietal Acupoint Therapy (PAPT)により8回の治療を行って麻痺が治癒した。

【症例4. オトガイ神経麻痺】

  男性 47歳 会社員 東京都
  左下親知らずを某歯科医院で抜歯後、オトガイ神経麻痺を発症。
  約2ヶ月間様子をみながら理学療法を行なったが、改善せず
  当医院に来院される。
  週2回、3週間Parietal Acupoint Therapy (PAPT)により治療。
  口角、口唇の麻痺が無くなり、紹介歯科医院に戻るように勧めた。

【症例5. オトガイ神経麻痺】

  女性 38歳 主婦 埼玉県
  8年前に右下親知らずを某歯科医院にて抜歯、その後、
  オトガイ神経麻痺を発症したが、自然に麻痺感が薄れてきたので
  そのまま放置したが、その後他の歯科医院にて他の歯の治療を
  行なっているときに麻痺感を感じ、歯科医に相談し、当医院を
  紹介され来院される。
  週1回、4回の治療で麻痺感が消失した。

詳しくは 藤井歯科医院の顔面神経麻痺・三叉神経麻痺専門サイトをご覧下さい。  

越谷レイクタウンの藤井歯科